【自動車】ISO/TS 16949寄稿シリーズ(2):中国内でのTS 16949審査の一部が解禁に

件名:CNCA「Put on Record」 -「中国内でのCNCAの承認を得ていない審査機関によるTS16949審査の一部解禁」 

IATFが公表しているCBコミュニケ#2013-008では、これまで、中国内のサイトやリモートロケーションに対するTS 16949審査サービスの提供、及び認証の発行は、CNCAとIATFの承認を受けている機関に限定されていましたが、一定の条件を満たすことにより、CNCAの承認を得ていない認証機関及び(中国外)審査員が中国でISO/ TS 16949の「少数の監査」を実施すること、認証の発行に2013年9月にIATFと合意したことを伝えています。  (以下に内容の概要をご紹介しますが、紹介文と原文で齟齬がある場合は、原文#2013-008にしたがって下さい。) 

一定の条件とは以下の4項目を満たしていることです。 

1.  実施される監査は以下の通り:  

a. 中国内のサイトで(国際的な)全社認証スキームの一部、及び/または
b. 中国内にあるリモートロケーションで、中国外にあるISO/TS 16949サイトを支援している。 

2. ISO/TS認証契約は認証機関と中国外にある組織の本社の間で取り交わされている。 

3. 外国人(中国外の)審査員のみが認証機関に起用される。起用される審査員は単一の審査機関によりスポンサーされている。(CNCAの一審査員一CB要求による) 

4. 審査実施に先立ち、CNCA承認を受けている。(審査実施の3ヶ月前に申請) 

CBコミュニケには、申請用の様式と手順が説明されていますが、CNCAの「Put on record」プロセスは以下の手順が紹介されています。 

A. 認証機関はコーポレートスキームにあるサイト、及び/またはリモートロケーションの審査情報を収集する。要求される審査情報はコーポレートスキーム名(適用される場合)組織(サイトまたはリモートサポートファンクション)名、完全な住所、審査予定日、及び割り付けられた審査員名とIATF審査員番号(添付のCNCA Put on Record様式参照) 

B. 認証機関はCNCA Put on Record様式をIATF北京オフィス及び関連するIATFオーバーサイトオフィスに審査日の3ヶ月以前にe-mailする。 

C. IATF北京オフィスは情報をレビューし、CNCA Put on record様式をCNCAに送付する。(追加情報が要求されることがある。) 

D. IATF北京オフィスは認証機関にCNCAの決定後15日以内に通知する。 

E. 申請が承認された場合、認証機関は確認のe-mailを顧客ファイルに保管し、審査チームに通知しなければならない。 


注意事項: 

1. 「少数の」監査には定義はありません。 

2. Put on Record承認は適用される認証審査にのみ妥当です。(初回、サーベイランスまたは更新審査)及び関連するフォローアップ/特別審査。 

3. 良好な審査の結果として、ISO/TS認証書をコーポレートスキーム下のサイト、及びまたは附属書へのリモートロケーションの記述を行っても良い。ISO/TS 16949 により要求事項がカバーされたサイトまたはリモートロケーションに追加のISO 9001認証書を別に発行しても良い。

LRQA ジャパンでは、こうしたISO/TS 16949の新たな情報をお客様に提供していきます。 

3月にはルール4改定説明会を盛岡、仙台、福島で行います。多くの方のご参加をお待ち申し上げております。

日吉 信晴 LRQA ジャパン ISO/TS 16949 審査員・講師

日吉 信晴

LRQA ジャパン ISO/TS 16949 審査員・講師

 

 

(掲載日:2014年2月19日)

関連コラム一覧 <開く>

コラム

全てのコラムを表示

【自動車機能安全】ISO 26262寄稿シリーズ(5): ISO 26262の欧州の現状

先日、LRQAの横浜オフィスにLRQAのサポートを受けアジアでのサービスを展開しているMIRA社のデイビッド氏(写真左)と、組込みソフトウェア開発や機能安全規格教育研修の共同開発や実施にご協力頂いている株式会社東陽テクニカの二上氏(写真右)にお越し頂き、ISO 26262関連及びMISRA(Motor Industry Software Reliability Association)に関するミーティングを実施しました。

【鉄道】鉄道産業の現状と国際標準(2):IRIS規格、要求事項の概要

IRIS規格は認証のプロセスと審査方法に特徴があるため、これらの内容を各々第1章及び第2章で説明し、最後の第3章でシステム要求事項(0項~8項)を述べています。さらに、鉄道製品分類を示した『IRIS適用範囲』や、『IRIS審査工数』など、7件の附属書を加えて規格は構成されています。

【自動車】QMSファミリー セクター規格(1): ISO/TS 16949解説

自動車産業では、製品が安全と直結していることから、不良品ゼロが至上命題となっています。ISO 9001に比べ、より高度かつ多角的な品質管理が行える、自動車産業セクター規格ISO/TS 16949の認証取得が求められるようになっているのです。


お問合せ

ロイド レジスター  Lloyd's Register
マネジメントシステム
ジャパン マーケティング チーム  
Tel: 045-670-7447 Fax: 045-682-5289 
E-mail:   LRQA-Japan-Marketing@lrqa.com