【品質】ISO 9001 改定 <DIS発行>(5): セミナーレポートISO 9001:2015 改定の動向とDIS版の概要

2014年7月29日、東京 都市センターホテルにて、「ISO 9001 規格改定セミナー」が開催されました。本セミナーでは、2015年に改定が予定されているISO 9001 品質マネジメントシステム (QMS) の附属書SLの採用、QMSの第三者認証審査並びに組織に対して及ぼす影響、リスクに基づく考え方等、DIS版に基づいた改定のポイントをご理解いただくとともに、今後のLRQA ジャパンのサービスに関する最新情報をお伝えしました。 

講師 プロフィール: 米岡 優子 
2003年から米国、中国、韓国などの外資系ISO審査機関のマネジャーを歴任した後、日本支社、取締役副社長として活躍。同時に数々の公的機関の委員を務めた後、2013年、LRQA ジャパン、テクニカルオペレーションマネジャーに就任。現在に至る。
 

利害関係者の特定とリスクベースのアプローチを導入 

ISO /DIS 9001:2014では、2008年版から大きく2点の要求事項への対応が求められています。
  
まず1点目は利害関係者の特定です。昨今の事業活動は、顧客の要求を満たすだけではなく、投資家、従業員、取引先、地域社会などを含めた幅広いステークホルダーの要求に応えることが求められています。今回は、こうしたステークホルダーからの要求事項への対応が取り入れられました。

次に「リスクベースのアプローチ」です。これまでの「品質の要求を満たす」ための要求に対して、改定版での「品質の要求を満たすことができなくなるリスク」を検討することは表裏一体ということもいえますが、リスクを明確にして要求事項として対応を可視化し、文書化していくことが求められています。この2つの要求事項は、いずれも今後10年以上の長期的な展望を見据えて取り入れられたものです。

また、組織の状況や経営者に対するリーダーシップなどについても、要求事項が増えています。

ISO/DIS 9001:2014 構成

箇条7:支援「サービス業への浸透を意識し、簡潔に」  

ISO/DIS 9001:2014の附属書SLの「箇条7:支援」は、資源、力量、認識、コミュニケーション、文書化した情報という項目になっています。この中で認識と文書化した情報は新規の要求事項であり、その他も含め支援に関しては、サービス業への浸透も意識して要求事項は簡潔になりました。 

資源では、人、インフラ、プロセスを運用する環境、監視・計測のための資源、組織の知識と細分化されています。以前の「作業環境」は「プロセスを運用する環境」と改定されました。

さらに、力量のある人を必ず配属できる環境を整備するという、ビジネスにおいては当たり前のことではありますが、これもISOの要求事項として、ヒューマンリソースの用意すべき要求事項として明文化されました。

最後にコミュニケーションですが、箇条8にある顧客とのコミュニケーションとは異なり、プロセスを明らかにするための資源としてのコミュニケーションとされ、インフラやシステム、ツールという部分も含んでいます。

支援

箇条8:運用「アウトソーシング先への要求事項が追加」

ISO/DIS 9001:2014の附属書SL「箇条8:運用」では、外部から提供される製品・サービスの管理が、要求事項として追加されました。この中では、組織は外部から提供されるプロセス、製品、およびサービスが要求される仕様に適合していなければならないとされています。また、アウトソーシングにて製品・サービスに組み込まれたり、直接提供を受けたり、外部委託して提供される製品やサービスに対して仕様要求を行うことも要求事項となっています。

これら外部提供者および外部提供のプロセスや製品、サービスに関する管理の方法と程度についても要求事項となっています。ここには、外部提供者が規制や法令を遵守する能力や管理能力についても想定して、決定することが含まれています。

このようなアウトソーシング先への要求事項が追加されているのは、品質リスクをアウトソーシング先も含めて一体的に捉える必要性のあるビジネススキームが増えていることが背景にあるからです。

運用

移行審査をシームレスにサポート 

新規格となるISO 9001:2015は、現時点で2015年9月頃発行される予定です。LRQA ジャパンでは、この前に発行されるFDISの発行2カ月後を目途に、ギャップ分析を開始します。これは、ISO 9001:2015に適合できているか、できていないとすればどのような点が適合できていないかを審査・分析するサービスです。新規格(ISO 9001:2015)での審査は、規格発行後スタートする予定ですが、現在、ISO 9001:2008を取得されている企業様の場合は、原則として更新審査またはサーベイランス(定期審査)時に移行審査を行います。なお、今回は大幅な改定であることから、移行に係る追加審査工数が発生する可能性が高く、審査期間もコストもかかることが考えられます。

 2015年版への移行は、2008年版が廃止になる2018年9月頃(2015年版発行後36か月以内)に審査を終える必要がありますので、十分に余裕を持って移行審査を受審することが必要です。LRQA ジャパンでは、移行審査に関わるスケジュール管理を中心に、途切れることの無い一貫したサポート を行っていきます。ご不明な点などは、お気軽にご相談をいただきますようお願いいたします。

移行

ISO 9001 規格改定 無料セミナー  

日程

会場

定員

受付状況

7月29日(火) 東京 108名 満席  ⇒ 詳細
8月1日(金) 東京 108名 満席  ⇒ 詳細
8 月4日(月) 東京 108名 満席  ⇒ 詳細
8 月5日(火) 東京 108名 満席  ⇒ 詳細
8 月6日(水) 東京 108名 満席  ⇒ 詳細
8月7日(木) 大阪 144名 満席  ⇒ 詳細
8月8日(金) 大阪 144名 満席  ⇒ 詳細
8月19日(火) 大阪 144名 満席  ⇒ 詳細
8月22日(金) 福岡 100名 満席  ⇒ 詳細
8月27日(水) 名古屋 108名 満席  ⇒ 詳細
8月29日(金) 仙台 80名 受付終了  ⇒ 詳細

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