【環境】ISO 14001 改定 <DIS発行>(2):LRQAの視点-何が新しいか?

ISO/DIS 14001:2014 – ISO 14001 環境マネジメントシステム規格の国際規格原案(DIS版)の発行で、規格を使用している現在及び未来の全てのユーザーが規格の改正案を入手し、レビューすることが初めて可能になりました。その結果、組織はISO 14001:2015 年版が発行に向けた移行のためのプロセスを開始出来るようになりました(ISOによると、新規格発行は、現時点では2015年9月頃の予定です)。

本コラムでは、「何が新しいか?」について概要を解説いたします。



何が新しいか?

ISO/DIS 14001:2014の新しい要素は、二種類に分かれます。

  1. すべてのISOマネジメントシステム規格(MSS)に共通して採用される附属書SLとして挿入されている部分
  2. ISO 14001 改正プロセスの一部として、導入されている部分


共通の用語及び構造

予想された通り、また以前よりLRQAが強調していたように、ISO/DIS 14001:2014 は、ISO/IEC Directives附属書SLから上位構造と共通の用語を採用しています。附属書SL の採用は、ISO 14001 の新しい構造とレイアウトを示しています。これは、すべてのマネジメントシステム規格が将来改正又は新規発行されるときに採用される共通の構造とレイアウトです。

このDIS 版は多くの定義を含んでいます。規格の読者が、使われている全ての用語を理解することが出来るようにするためです。この定義の理解は重要であり、新しい規格要求事項を完全に把握するために欠かせません。どの定義がISO 14001 に残り、どれがISO 14004 に含まれるかは後日決定されます。

ISO/DIS 14001:2014 の中で何度も使用されている用語は、「決定する(Determine)」です。「決定する」ということは、ISO/DIS 14001:2014 では次のように定義されています。

「一つ又は複数の特性、及び、その特性値を見出すための活動」

マネジメントシステムという環境においては、組織は決定プロセスが実行され、そのプロセスから生じた結果が存在するという証拠を提供する方法を検討しなければなりません。



組織の状況

組織の状況は新規項目で、組織はどのように環境を保護しているかに焦点を当てており、組織が与える環境影響全般を理解していることを実証する責任も含まれています。また、組織が環境マネジメントシステムの計画に影響を及ぼす可能性がある内部・外部の課題、及び要求事項を決定することを求めています。組織の状況は重要な検討事項で、マネジメントシステムが特定の組織に適するように設計され運用されていることを確実にするのに役立ちます。このことは、全ての組織が画一的な取り組みをするのではなく、マネジメントシステムの異なる要素に対して、重点思考にて、適切に取り組み、正しいバランスを取るのに役立ちます。組織の「状況」を把握するためには、組織は「利害関係者(箇条4.2)」の視点に特に注意を払わなければなりません。


リスクに基づくアプローチ

附属書 SL がISO/DIS 14001:2014 に組み込まれているということは、考え方や行動においてリスクに基づくアプローチを推進していくことになります。このリスクに基づくアプローチにおける要求事項は、環境計画に影響を及ぼし、以前は予防処置と呼ばれていたものの多くを取り込むことになります。組織は環境マネジメントシステムの意図した結果を達成する保証を与えるように、取り組むべきリスクと機会を決定することが必要になります。

このことはISO 14001 において新規項目のように見え、必ずしも環境マネジメントシステムとは関連付けられていなかったかもしれませんが、多くの組織は、既にリスクに基づいた考え方と計画をその組織の多くの部分で行っています。この様にリスクにより重点を置くことは、組織がこの要求事項をどのように満たしているかを示さなくてはならないということを意味しています。特定の組織において必要とされる、取り組みの程度と形式を整える度合いは、当然ながら、その組織の状況によって異なります。


LRQAの視点-何が新しいか?

LRQA ジャパンでは、ISO/DIS 14001:2014国際規格原案に関する「LRQAの視点-何が新しいか?」についてまとめました。「ISO 14001 規格改定セミナー」にご参加いただいた皆様には、以下の項目の詳細をセミナーにてご案内いたします 。

何が新しいか? 目次

  • 共通の用語及び構造
  • 組織の状況
  • リスクに基づくアプローチ
  • 適用範囲と適用可能性
  • 文書化した情報
  • ライフサイクルの視点と外部委託の管理
  • 変更点は何か?
  • リーダーシップ
  • 環境方針
  • 管理責任者
  • 支援
  • 文書化した情報
  • パフォーマンス評価
  • マネジメントレビュー

 (掲載日:2014年8月26日)


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