【検証】“CDP サプライチェーン レポート2013”公開 ~グローバル サプライチェーンにおける気候変動リスクが明らかに~

カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)が、CDPサプライチェーンの回答結果をまとめた”CDP サプライチェーン レポート2013”を発表しました。 
この調査には、52のサプライチェーンメンバーより6000を超えるサプライヤーに対しCDP質問票が送付され、メンバーの52社を含む2415の組織から回答が寄せられました。  報告書の概要は、以下の通りです。

1. 気候変動によるサプライチェーンのリスクは、これまでになく高まっている

本年の回答者の70%が、「気候変動に関連した現在または将来のリスクを認識している。」と回答しました。ここでいう「リスク」とは、ビジネスまたは売上に大きく影響する可能性をもつリスクを指します。

2. CDPサプライチェーンメンバーとそのサプライヤーの間には、大きなギャップが見られる

「排出削減目標がある。」と報告しているサプライヤーは38%にすぎませんが、CDPサプライチェーンメンバーでは92%に達しています。 
また、排出量削減の達成結果にも大きな違いが生じており、サプライチェーンメンバーの63%が前年比での排出量の削減を達成しているのに対し、サプライヤーで削減を達成しているのは29%に留まりました。

3. 企業は、気候変動の物理的リスクに対して投資を行っている

排出削減に投資している回答者の総数のうち、73%は気候変動が「事業に物理的リスクをもたらす。」と感じると答えていますが、「規制のみがリスクを高める要因だ。」とみなしているのは13%にすぎませんでした。

4. サプライチェーンの持続可能性が付加的なビジネス価値を生み出している

本年の回答者は、業務効率、排出削減、製品とサービスの革新、低炭素製品の特別価格設定など、複数の領域においてビジネス価値を認識しています。また、気候変動に対する戦略をビジネス戦略と統合することが、もう1つの成功要因となっています。 
更に回答者は、「消費者行動の変化」と「企業イメージの向上」は、ビジネス価値を高めることのできる、大きな機会とみなしています。

5. 適切なパフォーマンス測定と効果的な意思決定には高品質のデータが必要

持続可能なサプライチェーンへの投資は重要ですが、「データを管理して進歩を測定する能力」、「持続可能性を毎日のプロセスに組み込む能力」、および「組織の複数の部分をより効果的に管理する能力」を高めることが重要です。適切なパフォーマンス測定と効果的な意思決定は、データの品質の高さに依存しています。優れたデータ管理は、排出の削減を助け、業務効率を向上させ、売上創出の機会を支援することができます。

CDP サプライチェーンレポート2013CDP サプライチェーンレポートは、CDP ウェブサイトに掲載されています。
リンク:CDP サプライチェーンレポート2013 (英語)


 


CDP サプライチェーンとは?

CDP回答企業は、CDP サプライチェーンメンバーに加入することができます。加入した企業は、最大500社のサプライヤーを質問書送付先として選出することができます。 
CDPは、サプライチェーンメンバーに代わって、サプライヤーに対して質問票を送付し、回答結果はデータベースで管理され、サプライチェーンメンバーは効率的にサプライヤーを管理することができます。  また、質問票に回答した企業にも、採点結果が送られます。

カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)は、気候変動情報を測定、開示、管理、共有するためのグローバルなシステムを企業に提供することで、 [温室効果ガス] 排出削減を後押ししています。 CDPサプライチェーンは、企業による優れたサプライヤー・エンゲージメント戦略の実行、 サプライチェーンにおける排出の削減、変動する気候におけるリスク管理を可能にします。 このような協調的アプローチは、革新的な思想を育成します。 

(CDP サプライチェーン パンフレットより引用、[ ] LRQA注) 


  


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