【ロボット】生活支援ロボット: 国際安全規格の正式発行 「ISO 13482」

ロボットは、すでに製造、医療現場、玩具の分野でも使われています。そして、最近登場したのは、生活支援ロボットです。この「移動作業型 (mobile servants) 」「装着型 (physical assistants) 」「搭乗型 (person carriers) 」の生活支援ロボットは、業界に革命を起こし、私達の生活を一変させようとしています。音声と身振り認識機能を持ち、触れると反応します。又、神経系統に繋がり、脳波活動に入り込み人の心を読むことが出来るのです。空想科学小説の世界が現実になりました。



最初のサイボーグ 

2012年にCYBERDYNE(サイバーダイン)株式会社は、外骨格の試験を開始しました。足に装着すると、生体電位信号から脳波を感知して、歩行を指示するものです。この器具は「最初の実在するサイボーグ」と名付けられ、脚力が低下した人や脊髄損傷を患っている人達の歩行を助けることが出来ます。

興味深いことは、この日本企業が国際規格「ISO 13482: 2014 生活支援ロボットの安全規格」のドラフト段階(ISO/DIS 13482)で、いち早く認証取得した会社であるということです。

なぜ、まだ正式に発行されていない規格に急いで準拠しようとしたのでしょうか?

グルヴィンデル・ヴァーク教授は、ISO 13482規格を開発したISOワーキンググループの議長ですが、次のように説明しています。「ロボットが誕生してからしばらく経ちますが、ロボットは主に製造業部門での使用に限られていて、ロボットは人間にほとんど接触しないか、又は全く接触することはありませんでした。この状況が変わり始めています。慎重なリスク評価で人間の安全性を確保することが重要です。これこそまさにISO 13482が役に立てることなのです。」

人間とロボットが密接に関わることで、生活支援ロボットのプログラムエラーや欠陥が、重大事故又は命を落とすような事故にまでつながる可能性があるのです。

「人間ロボット工学は新しい分野ですので、未だ国際的に認知された安全規制やガイドラインがありません。企業はそのため新しいロボット製品に投資して発売するリスクを取りたがらないということがあります。もし何かあった場合、裁判に巻き込まれ、法廷では製品の安全を確保するために、出来うる全てのことを行ったと証明するために苦労することになるでしょう。」と、ヴァーク教授は語っています。

「個々の国や企業が、容認される安全規制を定義するのは難しいことです。この業界を発展させるためには、国際的な議論と合意が必要です。そしてこのことをISO 13482は示しています。」とヴァーク教授は語りました。

多くの画期的な応用技術は、すでに開発されつつあります。中には認知症の患者に、薬の服用、食事や水分の摂取を促すロボットもあります。そのようなロボットは、高齢者と家族や介護者とをつなぐ命綱のような役割を果たすのです。生活支援ロボット開発の主な原動力は、世界の高齢化人口で、特に介護者の不足が深刻な問題になっている日本のような国においては需要があります。

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