【食品安全】GFSI世界食品安全会議2016レポート

2016年2月29日から3月3日までの4日間ドイツ・ベルリンにて開催された、GFSI 世界食品安全会議2016についてレポートします。

2016-03 GFSI Berlin-01

今回のカンファレンスは、「THE GLOBAL FOOD SAFETY VISION: MAKING THE CHANGE 世界食品安全ビジョン:変化をもたらす」をテーマに掲げ、中でも食品由来疾病情報のグローバルな共有インフラの整備や、遺伝子解析に基づく食品産地などの保証技術など、食品安全分野におけるビックデータの活用に関する発表は、興味深いものでした。

昨今、「ビッグ・データ」という言葉が大きな注目を集めていますが、3月1日の本会議1では2部に渡り、この「ビッグ・データ」をテーマとした講演が行われました。 
無秩序に保存されたデータの塊に埋もれたシグナル(有益な情報)をノイズ(雑音)から切り離し、分析することの重要性について話されるとともに、ツイッターのハッシュタグを追うことで有害事象の発生を把握するといった事例が紹介されました。

あわせて、近年研究が大きく進んだ遺伝子解析を背景としたメタジェノミクス解析手法を用いた食品のマイクロバイオーム研究において、微生物の指紋のようなものを解析することが食品偽装の防除につながるとの微生物学的な品質保証に関する興味深い発表もありました。

2016-03 GFSI Berlin-02

また、3月2日の本会議3「クライシスコミュニケーション」では、問題が発生するとその25%の内容が1時間後には世界中に広まるというイギリス国内の調査結果などから、ソーシャルメディアがもたらす影響について触れ、危機管理上、ソーシャルメディアへの新たな関わりが求められる現状について紹介されました。

これを受けて「新しい時代における消費者の保護」と題したセッションでは、様々なメディアの登場と、テクノロジーの発達から消費者の購買行動に新たな側面が加わり、企業はいかに製品について正確で信頼性のある情報を提供するか、その重要性と各社の対応について発表がありました。 

2016-03 GFSI Berlin-03最後に、イオンリンク株式会社代表取締役のジェンク・グロル氏が2年の任期を終え、GFSI理事会議長を退任されることとなり、新たに株式会社カーギル食品安全・品質・規制関連業務担当バイスプレジデントのマイク・ロバック氏の就任が報告されました。 



LRQAでは、これらGFSI世界会議の内容を6月に開催する無料セミナーでご紹介いたします。 当日は、ISO 22000改定作業を担うISO作業部会「ISO/TC 34/SC 17」の国内検討委員である東京海洋大学大学院先端科学技術研究センターの湯川剛一郎教授より、ISO 22000の改訂動向についてもご講演頂きます。


【食品安全】無料セミナー:
グローバルに変化する食品安全 ~企業姿勢を「魅せる」~


お問合せ

ロイド レジスター クオリティ アシュアランス リミテッド
LRQA ジャパン
マーケティング チーム  
Tel: 045-670-7447 Fax: 045-682-5289 
E-mail:   LRQA-Japan-Marketing@lrqa.com