【食品安全】セミナーレポート: FSSC 22000 第四版 規格概要解説セミナー

5月26日、LRQAはベルサール三田において、「FSSC 22000 第四版 規格概要解説セミナー」を開催しました。5月9日の札幌会場を皮切りに、福岡、大阪と開催し、東京会場は公開早々募集人数に達する盛況ぶりで、当日は雨模様にかかわらず満席。FSSC 22000 第四版への関心の高さがうかがえるセミナーとなりました。

LRQA審査員 清水 佐衣子■GFSIとFSSC22000

セミナー講師はLRQA ジャパン FSSC 22000審査員である清水佐衣子が務め、まずは、FSSC2200と密接な関係にあるGFSIの設立背景に触れた後、スキーム承認のためのベンチマーキング基準の呼び名がこれまでのガイダンス文書から「ベンチマーキング要求事項」に変わり、「GFSIベンチマーキング要求事項第7版」として、世界食品安全会議2017(2月27日~3月2日)の中で発表されたことをご紹介しました。

■スコープの拡大

GFSIベンチマーキング要求事項第7版発行に先立って2016年12月22日に発行されたFSSC 22000 Ver.4では、新たなスコープとして「E ケータリング」「F1 小売り」「G 輸送および保管」が加わり、今回の改訂によって、フードチェーンの様々な分野でのFSSC 22000認証が可能となった点に触れ、2.1.3 前提条件プログラム(PRP)では、PRPの文書化と妥当性確認の部分が強調されたと解説しました。

■追加要求事項の強化

今回の改定では、新たに7つの要求事項が加わりましたが、その中でも特に食品防御で求められる脅威評価と予防的手段、食品偽装予防で求められる脆弱性評価と予防的手段の重要性について強調しました。

■無予告審査と致命的な不適合

続いて「Part III 認証プロセスに対する要求事項」について説明した後、昨年11月のセミナーでも注目された「Part IV 認証機関に対する要求事項」にある「無予告審査」について説明し、初回認証審査後およびその後の各3年期間内に少なくとも1回の無予告審査の実施が求められていると案内。「無予告審査は、夜勤を含む作業勤務時間中に行われ、私たち審査員が真夜中に操業中の工場を、突然訪れることもあります」と語りました。

この無予告審査については、被認証組織が拒否した場合、登録は直ちに一時停止され、無予告審査が6カ月以内で実施されない場合、登録は取り消されるという厳しい規定が設けられています。

そして、さらに注目される新たな点「不適合の分類(Annex 3)」にある「Critical:致命的な不適合」の導入についても解説しました。食品の安全性、合法性または認証の完全性を保証するための重大な欠陥がある場合、「Critical:致命的な不適合」として証明書は最長6カ月間、直ちに中断が命じられます。この不適合の終了を確認するため、認証機関は6カ月以内にフォロ-アップ審査を実施しますが、その致命的な不適合が解決されない場合は認証が取り消されることになります。


東京会場最後に「2018年1月1日以降のすべての審査は、Ver.4にて行われます。私たち認証機関も粛々と準備を進めています」と会場に呼びかけて、講演は終了しました。


お問合せ

ロイド レジスター クオリティ アシュアランス リミテッド
LRQA ジャパン
マーケティング チーム  
Tel: 045-670-7447 Fax: 045-682-5289 
E-mail:   LRQA-Japan-Marketing@lrqa.com